矢野阪神版・勝利の方程式 八回の男ジョンソン→守護神ドリス リリーフ陣被安打ゼロ

 最後を締め、梅野(左)とタッチを交わすドリス(撮影・北村雅宏)
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 「阪神1-0ヤクルト」(30日、京セラドーム大阪)

 これが2019年の阪神の勝ち方だ。リリーフ陣が被安打ゼロの完璧な仕事を遂行して完封勝ち。“スミ1”の最少得点を守り切り、開幕2連勝に大きく貢献した。

 まずは七回1死からマウンドに上がった桑原。わずか4球で仕事を終え、「自分が結果を出せば、勝利に近づく。与えられたところで結果を出したい」。17年の最優秀中継ぎ投手は力強くうなずく。

 続いては矢野阪神の“八回の男”ジョンソン。こちらも3人でピシャリと抑え、「ストライク先行の自分の投球ができた。プレッシャーのかかる場面を任されているのは“ヤノサン”の信頼を得られているからこそ」と胸を張った。

 来日して11戦、いまだ無失点の“ミスターゼロ”の後を受け、試合を締めたのは守護神ドリスだ。強力ヤクルトのクリーンアップに対して自慢のツーシームを多投。最後は売り出し中の2年目・塩見を153キロの直球で空振り三振に仕留めてゲームセット。「調子自体はいいからね。相手の核になる打者との対戦だったので、より慎重にいったよ」と、今シーズン初セーブを満足げに振り返った。

 3人ともサヨナラ勝ちにつなげた前夜に続く好投。金村投手コーチが「ナンバーワンの投手陣だからね」と誇らしげに話せば、矢野監督も「頼もしい」と目を細める。七回は能見、桑原、藤川の3人の日替わり、あるいは小刻みな継投でしのぎ、八回からはジョンソン→ドリスの『JD』で締める-。この先も「矢野阪神版・勝利の方程式」で勝ち星を積み上げていく。

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