金字塔の道のりとともに紡いだ…メッセンジャーと少年の絆

 「広島2-3阪神」(5日、マツダスタジアム)

 阪神先発のランディ・メッセンジャー投手が6回4安打2失点で今季初勝利。チームの連敗を止め、日米通算100勝達成の金字塔を打ち立てた。

 メッセンジャーの節目の勝利を受け、京都の高校に通う一人の高校球児が、祝福の手紙を寄せた。6年前の福知山花火大会で全身やけどを負いながらも、困難を乗り越えて甲子園を目指している三木慶太君(16)=京都共栄=だ。

 昨年、メッセンジャーの夫人が三木君の存在をネット記事で知ったことが契機となり初対面。それ以降、ベンチ入りを目指す16歳の高校球児は、野球以外の生活面も重視するようになった。「ゴミが落ちていたら拾う、地域の人にあいさつ。そういうところをやるようにしています」と小さな善行を毎日重ねている。

 その理由は、贈られた右腕の著書に書かれたメッセージに心を打たれたから。「GOOD THINGS HAPPEN TO HARD WORKER(幸運は努力家に訪れる)」。メッセンジャーも大切にする「キープセイム」という言葉を三木君も心に刻む。虎のエースの背中を自らの指針にしながら、16歳の少年は歩み続けていく。

  ◇  ◇

 【三木慶太君が寄せた祝福の手紙】

 この度は、日米通算100勝おめでとうございます。とても素晴らしい記録を達成されたと聞き、お手紙を書かせて頂きました。

 昨年は貴重なお時間を作って頂きありがとうございました。あの時間は一生忘れることのできないものになりました。また、メッセンジャー投手のことがもっと好きになりました。阪神に来られてから10年間、いろいろな困難や苦労があったと思いますが、その困難を乗り越えられてきたからこのような記録を達成されたのだと思います。僕もメッセンジャー投手のような強い精神力を持ち、どんな困難でも乗り越えられるように頑張ります。

 最後に、これからもいろいろな記録を達成できるように、阪神を優勝に導けるように頑張ってください。陰ながら応援しています。 三木慶太

2023-11-05
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