梅野 サイクル安打を達成!骨折しながら“離れ業”「まさか自分が…」

サイクル安打を達成した8回終了後、花束を手に歓声に応える阪神・梅野=甲子園(撮影・高部洋祐)
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 「阪神12-8DeNA」(9日、甲子園球場)

 阪神・梅野隆太郎捕手が、サイクル安打を達成した。

 八回、2死一、二塁で山崎康から右中間を破る適時二塁打。18年に達成した平田以来、史上69人目の快挙となった。

 左足薬指骨折を負いながら、離れ業を成し遂げた。骨折後「やるしかない」と口にしていた、正妻がバットでその力を体現だ。二回の第1打席でソトが落下点を誤るラッキーな三塁打を放つと、四回は右前打。そして八回は今季1号ソロを放つと、フィナーレはその後に待っていた。

 打者一巡で巡ってきた八回、2死一、二塁で巡ってきた第5打席。右中間への一打で一走・ナバーロが本塁で憤死。二塁を回り、三塁へ向かっていた梅野の記録は「二塁打」となり、快挙が転がり込んだ。

 本拠地は割れんばかりの大歓声。ヒーローは右手を突き上げて喜びを爆発させた。「めちゃくちゃうれしいです。まさか自分がサイクル安打を達成するとは思わなかった」と笑顔。八回の第5打席は快挙への意識が全くなかったことを明かし、「サイクル安打と表彰されるまで全く気づいてなかったです。(本塁憤死)ナバーロのおかげかなと思います」と笑わせた。

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