ドラ1近本「最高の結果」本拠地でプロ1号

7回、代打の近本は右中間にソロを放つ(撮影・山口登)
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 「阪神-DeNA」(11日、甲子園球場)

 黄金ルーキーのバットが火を噴いた。阪神のドラフト1位・近本光司外野手(24)が、本拠地でプロ1号をマーク。劣勢ムードの中で見せた一撃。大歓声が巻き起こった。

 七回だった。守屋に代わって代打が送られると、打席へと向かった。そして1ボールからの2球目だった。真ん中に甘く入った直球をフルスイングでズドン。打球は美しい弧を描き、右翼席ギリギリへと飛び込んだ。35打席目で飛び出したプロ1号。球団広報を通して、「代打だったので、ファーストストライクを積極的に打ちにいった結果が最高の結果になりました」とコメント。途中出場の中で、その魅力を十分に発揮した。

 4試合続けてのベンチスタートだった。前夜の10日には出番なし。悔しさが力に変わった。3万8078人の観衆が詰めかけた本拠地・甲子園。「雰囲気を味わいながら、自分の仕事をしたい」と話していたゴールデンルーキーが、「初ホームランを甲子園で打つことができて素直にうれしい」と笑い、大仕事をやってのけた。

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