甲子園開幕カードで負け越し 大山1号&ドラ1近本プロ1号ともに空砲

 「阪神2-5DeNA」(11日、甲子園球場)

 阪神がDeNA相手に連敗を喫し、カード負け越しとなった。今季初登板初先発の秋山が6回9安打5失点で1敗。4番の大山、ドラフト1位の近本(大阪ガス)に、それぞれ今季1号が飛び出したが、空砲となった。

 試合は初回、阪神が1死二、三塁の好機を作ったが、大山が三ゴロに倒れると、福留の四球を挟んで、満塁の場面で中谷が二ゴロに倒れた。流れを失う攻撃に、続く二回。先発の秋山が、中堅・中谷の失策も絡む形で4連打を浴び、2点の先制を許した。

 それでも三回以降、粘りの投球を続けると、三回、大山に待望の今季1号が生まれた。今季12試合、48打席目に飛び出した本塁打。昨日までに4番に本塁打が出ていなかったのは阪神と楽天だけだった。

 1点差に迫った中盤の六回、秋山が2死一、三塁から、神里に痛恨の3ランを浴びた。昨秋、右膝のクリーニング受け、復帰登板となった秋山は1球に泣き、悔いを残す形で1敗を喫した。

 一方、攻撃で見せ場を作ったのは、ルーキーの近本。七回、代打で登場すると、1ボールから2球目。国吉の直球を豪快に右翼スタンドに運んだ。35打席目で飛び出したプロ1号。現在、4試合続けてのベンチスタートで、スタメンを猛アピールする一発に「代打だったので、ファーストストライクを積極的に打ちにいった結果が最高の結果になりました。初ホームランを甲子園で打つことができて素直にうれしい」とコメントを残した。

 プロ初本塁打が代打本塁打になったのは、2リーグ分立後では1969年9月4日・後藤和昭(対アトムズ=甲子園)、1987年5月13日・八木裕(対巨人=後楽園)に次いで、32年ぶり3人目の快挙。連敗したが、見せ場は作った。ただ、反撃はここまで。12日からは中日を迎え、3連戦に挑む。先発はエース・メッセンジャー。まずは連敗を止め、反撃体勢を整えたいところだ。

 DeNAは2カード連続勝ち越しで貯金2。ドラフト3位・大貫が5回1失点でプロ初勝利を飾った。

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