マルテ 公式戦1号!復帰2戦目でV2ラン3打点 1軍昇格へ守備でもアピールだ

 「ウエスタン、阪神4-3ソフトバンク」(25日、鳴尾浜球場)

 虎に朗報だ!阪神のジェフリー・マルテ内野手(27)が25日、ウエスタン・ソフトバンク戦(鳴尾浜)で左越えに公式戦初本塁打を放った。実戦復帰2戦目で飛び出した決勝アーチに「良い感じで打てている」と納得の表情。27日からのウエスタン・中日戦(ナゴヤ)では一塁守備に就く可能性もあり、1軍昇格態勢を整える。

 軌道が順調な回復ぶりを物語っていた。「3番・指名打者」でスタメン出場したマルテが、公式戦1号を鳴尾浜の左翼にぶち込んだ。実戦復帰初戦の前日24日には左前打を放ち、この日は本塁打。2月11日の紅白戦以来の一発に笑顔を見せた。

 「良い感じで打てているなと思うし、体もいい感じに来ている」

 打った瞬間、それと分かる一撃だった。三回2死一塁で第2打席を迎えた。先発・中田の高めに浮いた114キロスライダーを強振。打球は一瞬にして左翼防球ネットに突き刺さった。「来た球をしっかり打つということを意識した」。ナインとハイタッチを交わし、喜びを分かち合った。

 これだけでは終わらない。2点リードの五回1死一、三塁。得点機で迎えた第3打席では、あわや2打席連発かと思わせる大飛球を中堅フェンス際まで放ち、これが犠飛となった。「バッティングの中では、内から外でやっているので、良いコンタクトができた」と納得の一打となった。

 1本塁打、3打点の活躍にも「まだ100%ではないので、そこに向けてやっていきたい」と慢心はない。1軍昇格へ向けての次なる課題となるのは守備。平田2軍監督は「名古屋で動きを見て、本人と話し合って、守備に就くかを決めたい」と口にした。

 横浜で結果を受けた矢野監督は「ファームで結果が出たことは、オレらにとってもプラス」とうなずいた。1軍昇格の時期については「試合を重ねて、しっかり守ってから」とした。

 23日から一塁でシートノックに入っており「問題はない」とマルテ。「まだ守備機会がないので、しっかり準備したい」と気合十分だ。リハビリ中から「焦らず完璧な状態で戻りたい」と地道に歩みを続けてきた。ここで一足飛びに事を進めるわけにはいかない。最後の段階を踏んで、切符をつかむ。

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