原口、大腸がん手術後初の2軍本隊合流 全体メニューで汗を流す

練習中笑顔を見せる阪神・原口文仁=鳴尾浜(撮影・山口登)
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 大腸がんからの完全復帰を目指す阪神・原口文仁捕手(27)が7日、西宮市の鳴尾浜球場で術後初めてファーム本隊に合流。全体メニューに参加した。

 ついに、全体のアップに合流することとなった。フリー打撃では直球のみのマシンと打撃投手相手に54スイングで安打性の打球が19、4本塁打と状態の良さを見せた。この日は試合前のシートノックにも術後初めて参加。守備で軽快な動きを見せる度に、球場に詰めかけた虎党の視線を釘付けにした。盗塁を想定した二塁へのスローイングでは、選手間から「ナイス、文さん」という声も上がっていた。

 1月24日、開設した公式ツイッターで大腸がんであることを公表(球団も発表)。同月31日に自身のツイッターを更新し、無事に手術が終了したことを報告。2月6日に退院、14日にリハビリをスタートさせてきた。

 3月7日から鳴尾浜球場でトレーニングを再開させた原口はその後、順調にリハビリを続けた。全体メニューからは外れながらも室内でマシン打撃や捕球練習に励み、ファーム本隊が遠征に出ている間の残留練習では、屋外でのフリー打撃やシート形式の打撃練習で調整を進めてきた。

 全体の練習に参加した背番号94。次なるステップの実戦復帰に向け、一歩前進となった。

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