大腸がん手術の原口「開幕した」復帰後初スタメンで2打数1安打
「ウエスタン、阪神1-3中日」(9日、鳴尾浜球場)
大腸がんからの完全復活を目指す阪神・原口文仁捕手(27)が、術後初めて「5番・DH」でスタメン出場。実戦復帰後初安打を放つなど、2打数1安打1四球だった。
待望の一打は二回、先頭で迎えた第1打席。中日・垣越が投じた2球目、高めに浮いたカーブを中前にはじき返した。ほぼ満席となった客席からは大きな拍手。大きな一歩を刻んだ原口は「開幕したかなという思いです」と心境を口した。
1月24日に大腸がんであることを公表。春季キャンプも参加できなかったが、順調に復活ロードを歩んでいる。この日が実戦2試合目。「これから打席を重ねて、守備機会を重ねて、実戦感覚を養って結果も出していきたい」。決意に満ちた表情で、先を見据えた。