梅ちゃん 難敵の巨人・岡本を警戒 先頭打者も抑える「打ち負かした配球を」
阪神の梅野隆太郎捕手(27)が13日、Gの難敵を警戒した。今季6戦全敗の“敗因”は、相手チームの4番・岡本の存在。今季も被打率・292、4本塁打を献上しており「もちろん意識してやっていきます」。今度こそ止める。正捕手が、表情を引き締めた。
藤井バッテリーコーチも「6連敗というよりも、毎度同じ打者に打たれているっていうこと。岡本くんね。そろそろやり返さないといけない」と、バッテリーの奮起を促した。この日、東京へ移動した梅野は「毎回抑える気持ちで臨んでいます」と力を込める。ただ封じなければならないのは、4番のバットだけではない。
「巨人の誰々を抑える、とかではない」と何度も同じ言葉を繰り返したように、打線には好打者が並ぶ。打率・326の丸や、セ・リーグ記録を塗り替える開幕から36試合連続出塁中の坂本勇…。誰か1人を抑え込めばいいわけではない。
チームを勝利に導くため、4番・岡本と同じく梅野がポイントに掲げたのは先頭打者だ。「先頭打者をしっかり打ち取って、なんとか最少失点に抑えるっていうことが、勝利につながると思う」。梅野がマスクをかぶった今季の巨人戦4試合で、先頭打者の出塁が得点に結びついたケースが15回中8度もあった。抜け目ない打線に、無死から走者を置いて攻撃させないことが鍵となる。
「相手が困るというか、打ち負かした配球ができるかどうか…それに尽きると思う」と梅野。これまでの借りを、まずはこの2連戦で返す。