ドラ3木浪 亜大の先輩・山崎から2点適時打 過去2度の対戦から学習
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「DeNA6-5阪神」(25日、横浜スタジアム)
虎のルーキーがハマの絶対的守護神に食らいついた。九回、3点を返し、なおも2死二、三塁で打席を迎えた阪神のドラフト3位・木浪(ホンダ)。カウント2-2から亜大の先輩・山崎が投じた148キロ速球に反応した。鋭いスイングから放たれた打球は右前に運ぶ2点適時打。意地の一打で1点差に詰め寄った。
チャンスでこれまでの経験が生きた。過去2度の対戦では2打数無安打、1三振。「真っすぐかツーシームか決めていたら打てなかったと思う。どっちが来てもいいという意識で振りにいきました」。あえて狙いを絞らず、結果を残した。
ルーキーの奮起で反撃ムードが一層高まったが、あと一歩届かず。「勝たないと意味がない」と、好投手から快音を響かせたものの敗戦に悔しさをにじませた木浪。チームを勝利に導くためにバットを振り続ける。