守屋悔しさ1敗 初凱旋登板が今季初黒星2/3回2失点

 「交流戦、阪神3-5楽天」(18日、倉敷マスカットスタジアム)

 勝ち越しのホームインを許すと、球場からため息が漏れた。地元・倉敷工出身の阪神・守屋功輝投手が八回から登板。普段より肩に力を入れ、故郷に錦を飾るはずが…。結果は2/3回を2安打2失点。不完全燃焼の凱旋登板は、29試合目の登板で喫した今季初黒星となった。

 同点の八回からマウンドへ。地元での凱旋登板だと知る虎党から、大きな拍手が送られた。しかし先頭の浅村から連打を浴び、1死二、三塁となった場面でウィーラーに右犠飛を許して決勝点を献上した。「期待に応えたかったです」。任された回を投げ切れなかった自責の念と、失点した悔しさが頭を駆け巡る。

 高3の夏、「最後、ここでコールド負けで」と倉敷マスカットスタジアムの思い出を振り返った。この日は20人を招待。「それ以外にも」と多くの人たちが駆けつけた中でのマウンドだった。

 矢野監督は「勝負の場面で投げられるところまで来たのは守屋の成長だと思う。また大きなところをクリアしていってもらいたい」と今後もタフな展開での好投に期待を寄せた。ジョンソン不在で与えられるチャンス。「モノにしないと減ってくる」と守屋は自身に言い聞かせた。黒星の苦みに耐え、壁を必ず乗り越えてみせる。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス