高山がスカパー!サヨナラ賞 阪神からの選出は4年ぶり

 セ・パ両リーグが制定する月間「スカパー!サヨナラ賞」の5月度の受賞選手が19日、発表され、阪神から15年5月以来、4年ぶりに高山俊外野手(26)が選出された。

 劇的な幕切れを一振りで呼び込んだ。5月29日の巨人戦、同点で迎えた延長十二回1死満塁。ベンチに残った最後の野手・高山が代打で登場すると、右越えに自身初のサヨナラ本塁打となる今季第1号のグランドスラムで試合を決めた。本拠地での巨人戦の連敗を「9」で止めるなど、G倒に大きく貢献。授賞式では「やっぱりジャイアンツには勝ちたいと…ファンも、僕らも思ってやっていますし。そういう試合で打てたというのは、チームにとっても、ファンにとっても、僕にとっても大きかった」と笑顔を見せた。

 受賞選手にはトロフィーと賞金30万円が贈られ、使い道については「今から考えます」とニヤリ。最後には「苦しい時期を味わっているので、おごらずというか…毎日毎日気持ちをリセットして臨みたいと思います」と表情を引き締めた。

 高山はDH制度が敷かれない18日の楽天戦(倉敷)でも、「7番・左翼」で先発出場。4試合ぶりのマルチ安打を放つなど、打率も・280まで上昇させた。

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