「ＤｅＮＡ－阪神」（３日、横浜スタジアム）

　リーグ戦再開後、いまだ勝ち星のない矢野阪神が、ついに打線のテコ入れを決断。昨夜２試合連続の零封負けを喫し、４位転落となった打線にメスが入った。その一手として、４月２０日の巨人戦から５７試合連続で虎のリードオフマンを任されてきた近本がベンチスタートに。ここ１５試合で打率・０９５と不振に苦しみ続けたルーキーに代わって、上本が６月１６日のオリックス戦以来、１０試合ぶりの先発出場を果たす。

　打ち崩したい相手先発・浜口とは、今季２度の対戦機会があり１勝１敗。左腕は今季、右打者に対して・２２１、左打者に対して・１５５と左打者をより抑え込んでいる。だからこそ矢野監督は、先発野手８人のうち、７番・左翼に陽川、８番・中堅には江越を大抜てき。右打者をオーダーに並べ、全員野球で相手投手を打ち崩していく。

　現在借金２で、リーグ４位。首位・巨人とは６・５ゲーム差が開いた。過去５度のリーグ優勝で、最大の逆転優勝は６４年の６・５ゲーム差だ。もう負けられない。大事な一戦のマウンドはガルシアに託された。

　試合は１８時開始の予定。スタメンは以下の通り。

　【阪神】

　１番・二塁　上本

　２番・遊撃　北條

　３番・右翼　糸井

　４番・三塁　大山

　５番・一塁　マルテ

　６番・捕手　梅野

　７番・左翼　陽川

　８番・中堅　江越

　９番・投手　ガルシア

　【ＤｅＮＡ】

　１番・中堅　神里

　２番・右翼　ソト

　３番・一塁　ロペス

　４番・左翼　筒香

　５番・三塁　宮崎

　６番・二塁　中井

　７番・捕手　伊藤光

　８番・遊撃　大和

　９番・投手　浜口