「阪神－ヤクルト」（２１日、甲子園球場）

　昨夜、ルーキー・近本のプロ初サヨナラ犠飛で連敗をストップさせた矢野阪神。連勝で勢いを取り戻すべく西勇輝投手にマウンドを託した。

　５月１０日を最後に白星から遠ざかっているが、この８試合のうち６試合でクオリティースタートを記録するなど、先発としての仕事は果たしてきた。現在５位。「絶望まではいっていない」とチームを鼓舞する右腕を、今日こそは打線が援護したい。

　そんな打線は、「５番・一塁」に左膝を痛めていたマルテが４試合ぶりに先発復帰。「８番・遊撃」には昨夜のサヨナラをお膳立てした北條が入った。北條のスタメンは７月１０日の巨人戦以来。打線に勢いをつけた男が、この日も勝利を呼び込む。

　ヤクルトの先発は“虎キラー”の山中。甲子園で先発した試合は、通算５勝１敗の右腕を攻略できるかが、阪神連勝の鍵となる。試合開始は１８時。スタメンは以下の通り。

　【ヤクルト】

　１番・二塁　山田哲

　２番・中堅　青木

　３番・左翼　バレンティン

　４番・一塁　村上

　５番・右翼　中山

　６番・捕手　中村

　７番・三塁　太田

　８番・遊撃　奥村

　９番・投手　山中

　【阪神】

　１番・中堅　近本

　２番・二塁　糸原

　３番・右翼　糸井

　４番・三塁　大山

　５番・一塁　マルテ

　６番・左翼　高山

　７番・捕手　梅野

　８番・遊撃　北條

　９番・投手　西