糸井が登録抹消 前夜の盗塁時に左足首関節炎を発症…痛い主力の抹消 陽川昇格
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阪神の糸井嘉男外野手(38)が10日、出場選手登録から抹消された。
糸井は9日の広島戦、二回2死満塁で右前2点適時打を放って出塁。その後に二盗を試みた際、菊池涼のタッチを避けながら二塁へスライディングしたが、二塁ベースに左足首付近を強打。座り込んだまま表情をゆがめ、足を引きずりながらベンチへ戻った。三回の守備から交代し、試合中に大阪市内の病院へ。左足首の関節炎と診断されていた。
当初は軽症とみられ、出場選手登録は抹消せず、10日当日の様子を見て試合への出場の可否を決める予定だったが、朝に確認したところ長引きそうだと判断され、抹消されることになった。
糸井の登録抹消は昨季の9月29日に左肩腱板(けんばん)部分損傷で抹消されて以来。今季はここまで広島の鈴木、中日の高橋に次ぐ、リーグ3位となる打率・314の好成績を残していた。貧打に泣く矢野阪神にとっては痛い主力の抹消となった。
糸井に代わり、陽川が1軍に昇格する。