阪神、3タテされて巨人戦シーズン負け越し決定 2012年から8年連続

敗戦の瞬間、ベンチからグラウンドを見つめる阪神・矢野燿大監督=東京ドーム(撮影・高部洋祐)
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 「巨人6-3阪神」(18日、東京ドーム)

 阪神がまたも巨人に敗れ、今季5度目の同一カード3連戦3連敗。借金は今季ワーストを更新する7に膨らんだ。また、今シーズンの対巨人戦負け越しが決定。2012年から8年連続の屈辱となった。

 試合は序盤から劣勢だった。三回まで巨人打線を1安打に抑えていたガルシアだが、四回、先頭の岡本に右前打を許した。さらに続く阿部。中堅前方のフライに抑えたかに見えたが、近本が打球を見失ったのか追い切れずにポトリと落ちた。

 さらに1死一、三塁から、増田大の飛球はレフト後方に飛んだ。福留が必死の背走でグラブに当てたが、つかみ切れず適時三塁打で2点を失った。続く1死三塁で小林と浅い中飛に打ち取ったが、2死から投手・山口に右翼線に適時二塁打を浴び、この回に3点先行された。

 連敗中の阪神は、初戦で1得点、前日の第2戦は2得点と、2試合計3得点と打線が低迷。この日もここまで無得点が続くだけに、あまりにも痛い3失点となった。

 3点のビハインドを背負うと、矢野監督は五回に代打攻勢に出た。坂本に代わって原口、ガルシアに代わって陽川を送り出したが、巨人先発・山口の前に連続三振に倒れた。ガルシアは4回5安打3失点で7敗目(2勝)。6月2日の広島戦(マツダ)を最後に約2カ月半、登板11試合連続で白星から遠ざかっている。

 六回、1死一、二塁の好機には、4番・マルテに代打を送るなど、この日は早めの仕掛けで果敢に得点を狙った。七回には代打・鳥谷の右前打から木浪、福留の連続タイムリーで1点差まで迫った。だが、続く七回裏にジョンソンが2点を失うなど、最大4点のビハインドをはね返すだけの力はなかった。

 シーズンは残り30試合。首位巨人とは最大タイの11・5差に広がった。このまま負けが込むと、最短で22日にも自力CSの可能性すら消滅する。休養日を挟んで、20日からはDeNA(京セラドーム大阪)、ヤクルト(神宮球場)との6連戦を迎える。週頭となる初戦は青柳が先発する予定だ。なんとか連敗を止めて、浮上に向け反撃に転じたい。

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