青柳 耐えてつかんだ!69日ぶり6勝目 2戦連続0封、虎の勝ち頭
「阪神8-0DeNA」(20日、京セラドーム大阪)
どれだけ白星から遠ざかってもファンは待ってくれていた。お立ち台からの景色が心を満たしてくれた。阪神・先発の青柳が5回2/3を投げ6安打無失点。6月12日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)以来、69日ぶりの白星をつかんだ。
二回に3本の安打を浴びながらも、要所を締めて無失点で切り抜けた右腕。四回無死一、二塁の場面では課題の左打者対策として使う外角ボールゾーンから入ってくる“バックドア”が威力を発揮した。
戸柱を同球種で見逃し三振に仕留めると、続く柴田も二ゴロ併殺に打ち取って鮮やかにピンチを脱出。今季のDeNA戦は3試合全て手痛い一発を浴びていたが、長打を1本にとどめ「頑張りました!」とお立ち台で胸を張る。
勝てない日が続いても時折、練習中に話してくれる矢野監督の存在が心の支えだった。「勝っても負けても声を掛けてくれますし、悪いところを直接、監督から挙げてもらえるのはありがたい。『僕はこう思っていたんですが、どうですか』という話もできる」。そんな指揮官の期待に応える6勝目だ。
これで2試合、12回2/3を連続失点となり「いいピッチングが続いたのがうれしい」と青柳。負の流れに終止符を打った白星が、反攻の合図になる。