高橋遥 3勝お待たせ!7・7以来の白星 初の神宮登板で6回2失点

 5回、村上を空振り三振に仕留め雄叫びをあげる高橋遥
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 「ヤクルト3-8阪神」(23日、神宮球場)

 亜大時代に慣れ親しんだマウンドに帰ってきた。その景色は格別で、とてつもなくきれいだった。阪神の高橋遥がプロ入り後、神宮初登板で7月7日の七夕以来となる今季3勝目。6回8安打2失点(自責1)に「去年は2勝だった。超えられてうれしいです」と無邪気に笑った。

 マウンドから、周囲をグルリと見渡す。よみがえる記憶。思いは強くなった。「大学のときにいっぱい投げたので。いろいろ思い出しました」。プロへの道を切り開いた舞台。プロ2年目でようやく戻ってきたマウンドで、成長した姿を見せたのは、3点リードの五回だった。

 味方のミスという思わぬ形で失点。なおも1死二、三塁のピンチで中軸を迎えた。それでも雄平を3球三振に仕留めると、打席には試合前から警戒していたリーグ打点王の村上。「同点まではいい」。開き直って、最後は自分を信じた。148キロの直球にバットは空を切り、思わずホッとした表情で空を見上げた。

 耐えて、耐えて、耐え抜いた102球。仲間が打って、守って、勝利を運んできてくれた。降り続いた雨も上がった神宮の夜空。「一つでも上の順位になれるように、僕も力になりたいです」。最後まで信じ、声をからしながら声援を送り続けた虎党へ-。笑顔で約束した。

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