木浪、初回先頭で8球ファウル!執念14球目打ァ 先制ホーム&マルチ奮闘

 「広島3-7阪神」(7日、マツダスタジアム)

 執念だった。阪神・木浪が粘って、食らいついて、諦めない。追い込まれてから8球ファウルで粘った14球目。「絶対に初回から出てやる」。強い思いが勝った。

 負ければ、自力CSが消滅する一戦だった。「今日は何としても勝とうっていう声がチームにあった」。14球目。真ん中に入った140キロのカットボールを逃さない。打球は中前へ抜け、1死から福留の右越え適時二塁打で先制のホームを踏んだ。矢野監督も「いきなり先頭打者に粘られて、結果的にヒットになるのはバッテリーにとってすごく嫌なこと。本当に内容のある打撃だった」と目尻を下げた。

 さらに二回。今度は2死一、二塁で打席が回ると、今度は別の役割を全うする。緩いカーブにフルスイングで反応すると、あと少しで本塁打の大きな当たり。今季27度目のマルチ安打は、右翼フェンスを直撃する適時打になった。

 昨夜、連続試合安打が「13」でストップ。悔しさから一変、この日は晴れやかな笑顔に包まれていた。日は昇り、また新しい一日が始まる。「明日が大事なので。できることを一生懸命やりたい」。うつむく暇も、喜ぶ時間も必要ない。木浪は何度だって、歩き出す。

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