矢野監督「3番・近本」初起用も完封負け CS進出崖っぷち

 ヤクルトに大敗し、腕組みする矢野監督(撮影・田中太一)
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 「阪神0-8ヤクルト」(19日、甲子園球場)

 阪神がヤクルトとの今季最終戦に大敗。14度目の完封負けを喫した。中日が巨人に勝ったため、再び5位に転落。シーズンは残り6試合となった。21日の広島戦(甲子園)に負ければ、2年連続のBクラス確定。CS出場の可能性が完全消滅する。

 初回に近本が右前打を放ち、長嶋茂雄(巨人)が1958年に記録したセ・リーグ新人記録を、実に61年ぶりに更新した。しかしチームは勢いに乗ることなく完封負け。試合後の矢野監督も重い表情だった。

 近本の新記録については「本人はプレッシャーは感じていないでしょうけどね。最初の打席で打ったのも大きいんじゃないでしょうかね」とコメント。何か言葉をかけたか問われると「いや、何もかけてないです」と答えた。

 この日は近本をプロ初となる3番に起用。1番・木浪、2番・植田と機動力を重視した打線に組み替えたが、不発だった。「いろいろ考えたというか、現状の中でどういうことができるのかなと考えた結果やけどね」と話した。

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