矢野監督、カープ戦勝ち越しも喜び控えめ「うれしい材料ではあるけど…」
「阪神4-2広島」(21日、甲子園球場)
阪神が広島との最終戦に勝ち、5年ぶりの勝ち越しを決めた。わずかな可能性が残っているCS進出にも望みをつないだ。
西が8回5安打2失点にまとめ、9勝目。打線は八回、1死二塁から途中出場の北條が左翼席へ決勝の5号2ランを運んだ。
今季の広島戦、13勝12敗という結果に矢野監督は「結果的にそれはうれしい材料ではあるけど、やっぱり勝ち越すっていうのはね、1こ2こっていうよりはもっと勝ち越したときに初めて自信とかになってくると思うし」と、喜びは控えめ。広島のチーム状態にも言及し、「今年広島もいい状態の、俺がコーチとかでいるときのような状態ではないのでね。そういうことを考えれば、もちろんプラスに取る分には何も悪いことはないんだけど、手放しに喜べるっていうところまで、まだ俺らが来てるっていうこととはまた違うと思うのでね」と冷静に語った。