甲子園で西ガッツ見たい!矢野監督「俺よりすごい」
「プロ野球ドラフト会議」(17日、グランドプリンスホテル新高輪)
プロでもスタイルを貫け!阪神の矢野燿大監督(50)がドラフト1位指名した西に、代名詞であるガッツポーズ継続を期待した。
「思い切ってアピールしてもらっていい。そういうプレーを見たいという阪神ファンはたくさんいると思う。西くんらしく、甲子園のマウンドで暴れてくれたらいいなと思う」
自身は今季「矢野ガッツ」でチームの先頭に立ち、前向きにプレーする方針を貫いた。西も甲子園でド派手なガッツポーズで注目を集めた。「タイガースファンがめっちゃ好きそう。俺よりすごいガッツポーズするやん(笑)」。少し落ち着く部分は必要としながらも、プロでも気持ちを前面に出す投球を期待した。
監督として2度目のドラフトでは、さまざまな縁も感じた。阪神には西と同姓の西勇輝がいる。「西つながりもできたしね。それもファンは楽しみにしていると思う」。近い将来、“ダブル西”が甲子園で躍動する姿を思い描いた。
また、星野仙一氏の遺品であるネクタイをつけて臨んだドラフトで、恩師の故郷・岡山の高校に在籍する西を指名。最速154キロ右腕には“燃える男”のように闘志あふれる投球も期待した。
西を外れ1位で指名する前には、1位指名した星稜・奥川を3球団で競合の末、クジを外した。「星野さんも『ああいう投手はええやんけ』と言ってくれそうな投手だと思う」。直前のショックも忘れられる会心の指名となった。