秋季キャンプ初日に9時間半の猛練習 大山、木浪は志願の早出特守

守備練習で疲労困憊の阪神・梅野隆太郎(奥から)阪神・梅野隆太郎、阪神・大山悠輔、阪神・熊谷敬宥=安芸(撮影・高部洋祐)
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 「阪神秋季キャンプ」(31日、安芸)

 キャンプ初日から9時間半もの練習が行われた。

 矢野監督はキャンプ前日30日のミーティングで「自主性」と「楽しむ」方針に加え、チャレンジする姿勢を求めていたが、選手の自覚は早速、行動に現れた。

 全体練習開始は午前10時からだったが、同8時半頃に大山、木浪がグラウンドに姿を現し、約1時間の志願の早出特守が行われた。初日の全体練習前としては、異例の猛特訓。今季12球団ワーストの102失策を犯した守備の課題克服に取り組んだ。

 午後からはフリー打撃、トレーニング、個別練習などが行われた。フリー打撃では新任の井上打撃コーチが高山、近本、板山ら左打者に熱心に指導する場面もあった。

 最後のバスがキャンプ地を出発したのは、日が暮れた午後6時過ぎ。この日は午後8時頃から臨時コーチを務める山本昌氏の講習会が予定されていたが、選手はギリギリまで汗を流した。井上コーチはその姿に「大したもん。とことん付き合うと言ったけど、選手は後ろ(の予定)もある中でギリギリまでやっていた」と目を細めた。

 矢野監督は「しっかりとした気持ちを感じるような一日を過ごしてくれた。コーチの皆さんも精力的にやってくれたんで、いい初日(の練習)ができたかなと思います」と納得の表情を見せた。

 また、選手が自分で考えて課題克服に臨む姿には「どう考えてグラウンドに出てくるかとか、気持ちの部分で自分で決めてやる方がうまくなると思っているんでね。そういうものは選手自身も意識してやってくれている」と継続して取り組むことを願った。

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