近本マッスル化 特別講師「桑原塾」入塾でけがしない体!3日連続でウエートトレ

 ロングティーで快音を響かせる近本
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 「阪神秋季キャンプ」(2日、安芸)

 阪神の近本光司外野手(24)が2日、けがしない強靱(きょうじん)な体を手に入れるために秋季キャンプでウエートトレーニングに重点を置いている。真価の問われる2年目へ。特別講師として今キャンプ参加している「桑原塾」の塾長・桑原弘樹氏(58)は近本の研究熱心さに感銘を受け、来季以降の計り知れない伸びしろに太鼓判を押した。

 早朝に始まり、日が暮れても体をいじめ抜く。秋季キャンプ初日から3日連続で全体練習の前後にウエート室に入った近本。シーズン中に何度も苦しめられた背中の痛み。克服するためにたどり着いた答えは患部を含めた筋力アップだった。

 「シーズン途中でもあったんですけど、背中をよく痛めていた。それで(背中の)トレーニングが全然できていなかったので、そこをしっかりやって。それでも症状が出るようだったらまた違う方法を探していく」

 プロ1年目の今季。開幕スタメンを果たすなど、142試合に出場してシーズン全てを1軍で過ごした。一方、5月5日のDeNA戦では、背中の強い張りを訴えて途中交代するなど試合数をこなしていく中で、コンディション調整に苦戦。1年間、戦い抜くために準備や筋力の必要性を考えさせられた。

 その課題克服をサポートしたのは、糸井ら数々のトップアスリートのコンディションをサポートする「桑原塾」の塾長・桑原氏だ。今キャンプは初日から2日間トレーニングを見守り、「(近本の)フィジカル、肉体の完成度が100点かというと、僕はそうは思わない。それはダメという部分ではなく、伸びしろだと思うんです」とさらなる進化の可能性を感じていた。

 継続することが最重要とされているウエートトレーニング。続けていけばスピードアップだけではなく、飛距離アップにもつなげることができるが、筋トレは個人の意識が大事だという。ただ近本に関しては意識の部分も問題ないようで、桑原氏は「すごく真面目というか、真摯(しんし)に何でも向き合う。僕のアドバイスを忠実に聞きますしね」と、取り組む姿勢を高く評価している。

 「シーズン中にはできなかったことを挑戦できるのは今しかない」と近本。「継続は力なり」の言葉のごとく小さなことを積み重ね、2年目のジンクスを吹き飛ばす。

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