阪神からドラフト６位で指名された小川一平投手（２２）＝東海大九州＝が１４日、熊本市内のホテルで入団交渉し契約金３０００万円、年俸７００万円で仮契約を結んだ。（金額は推定）

　日に日にプロになる自覚が強くなっている。散髪して、さっぱりした小川が、よどみなく言葉を発していく。「プロの舞台に足を踏み入れるんだという実感が湧いてきました」。仮契約を済ませ表情に緊張感が走った。

　マウンドで一流打者と相対する自分をイメージしている。「（対戦したい打者は）広島で４番、日本代表でも４番の鈴木誠也選手」。現在開催中の「プレミア１２」では、ここまで全６試合で打率・４７６、３本塁打、１１打点の強打者に挑戦状だ。

　目標は阪神で先輩になる藤川。「今のままでは通用しないので。まっすぐを磨いて、三振を取れるように」。猛虎の投手陣を支えるべく、鍛錬を積んでいく。