ドラ4遠藤 勝負強いバッターに“なります”矢野監督絶賛「言い切りよったな」
阪神は2日、大阪市内のホテルで新人8選手の入団発表会見を行った。
まだ高校生とは思えない口ぶりが、指揮官に強い印象を与えた。ドラフト4位・遠藤成内野手(18)=東海大相模=は、4位指名からの逆襲を誓った。
壇上でマイクを握った遠藤は、堂々とした口調で「金本さん(前監督)のような、勝負強い打撃ができるように。チームに居なくてはならないようなバッターになります」と断言。これに矢野監督は「遠藤、言い切りよったな。すごいな」と絶賛した。
将がうなったのは「なりたいと思います」ではなく「なります」と断言した点。「言い切った方が夢はかなうし、自分の目標に行きやすい」と指揮官。大きな目標を大勢の前で語ることには当然、恥ずかしさも伴う。だが遠藤の勇気ある所信表明に、矢野監督は褒め言葉を並べた。
過去の阪神ドラフト4位には、桧山や赤星ら実績を残した選手が名を連ねる。「努力して、はい上がれるような実力を付けて一日でも早く、一流になれるように」と“出世街道”を歩んでいく。
対戦したい投手は高校の先輩である巨人・菅野。来オフにもメジャーに挑戦する可能性もあるだけに「早く1軍に上がって対戦できるように」と意気込んだ。指揮官期待の18歳は、宿敵のエース撃破という夢を現実に変え、名前のごとく成り上がる。