青柳、来季2桁星&イニングイーターになる 今季キャリアハイも「悔しい」

 阪神の青柳晃洋投手(25)が契約交渉に臨み、1800万増の年俸3000万円で更改した。今季9勝を挙げた変則右腕だが、来季は2桁勝利達成と投球回数を伸ばしていくことを誓った。(金額は推定)

 キャリアハイの成績を収めても、心の底からの笑みはない。今季は25試合で9勝9敗、防御率3・14。西と二人、1シーズン先発ローテを守ったが「開幕前から2桁を掲げていたけど、一つ届かなかった。悔しいというのはある」と率直な思いを明かす。目標を視界に捉えていただけに、達成できなかったことを悔やんだ。

 今季は143回1/3と自身初めて規定投球回をクリアしたが、26試合に登板した西は172回1/3を投げ、10勝をマーク。谷本球団本部長は「1試合になおすと五回、六回で降りているという形になるので」と評価の根拠を説明し、青柳には先発として長いイニングを投げてほしいと期待した。

 青柳本人も、それを自覚する。「同じぐらいの試合数を投げて、これだけ開きがある。西さんにも追いつくという気持ちが強い」と背番号16の背中を徹底的に追いかける構えだ。

 印象に残る登板は、4月29日・中日戦(ナゴヤドーム)でのプロ初完封を挙げた。「投げる試合は勝ちたい。ゼロのイニングを長く続けられることを大事にしたい」と青柳。来季は2桁勝利に加え、“イニングイーター”として大車輪の活躍を目指す。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス