原口「今年は金額のことは頭になくて」200万減の2800万円でサイン

 阪神の原口文仁捕手(27)が西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、200万減の年俸2800万円でサインした(金額は全て推定)。

 「もちろん、ダウンです。今年は金額のことは全く自分の中で頭になくて。すでに来季へ向けて自分の中の気持ちだったり、やりたいことは前を向いてできているので。そこは全く関係ないです」。すっきりした表情で会見を行い、来季へ目を向けた。

 今年は大病からドラマのような復活劇を見せた。1月24日に公式ツイッターで大腸がんを公表。同月末に手術を受け、5月8日のウエスタン・中日戦で実戦復帰を果たした。

 公表から131日後の6月4日に1軍昇格。復帰戦となった同日・ロッテ戦(ZOZO)は九回1死三塁で、代打で適時二塁打を放った。同9日・日本ハム戦(甲子園)は九回2死一、三塁でサヨナラ打を放ち、お立ち台で涙。スタンドのファンや矢野監督も感極まった。

 オールスターでは、東京ドームと甲子園で2試合連続弾。日本中に感動とインパクトを与えた軌跡が評価され、セ・リーグ特別賞に選出された。

 印象に残った試合を問われると、「1つはファームの復帰戦。緊張しすぎて、ベンチ裏でも素振りできなかったのは初めてだったので。もう1つはやっぱり(1軍の)復帰戦。ネクストから大歓声をいただいて。打席でも大歓声をいただいて本当にうれしかったので印象に残っています」としみじみと話した。

 シーズンでは43試合で打率・276、1本塁打、11打点。特に出場試合数については「物足りなさすぎる。80試合ぐらいを目標にしていたので」と振り返った。

 来季は捕手では梅野ら、一塁ではボーアらと競争する立場となる。「アピールしないといけない立場なので。もっと数多く試合に出て打席に立ちたい。勝利に貢献したいので、準備をしてキャンプを迎えたい」。レギュラー奪取を目指し、プロ11年目に臨む。

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