福留が2000万円ダウン 2度の1軍離脱で4番大山助けられず「情けなかった」

契約更改交渉を終え、会見する阪神・福留孝介=西宮市内(撮影・北村雅宏)
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 阪神・福留孝介外野手(42)が12日、兵庫・西宮市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季、年俸1億5000万円から2000万減の1億3000万円でサインした。(金額は推定)

 今季はシーズン序盤は5番を任され、終盤は3番を担った。104試合に出場し、打率・256、10本塁打、47打点。5月5日・DeNA戦(甲子園)では放ったサヨナラ2ランはセ・リーグ5万号のメモリアル弾。7月28日・巨人戦では自身の一発で通算1000得点を決めるなど、要所での打撃が光った。

 ただ、5月31日・広島戦に出場後に右ふくらはぎの筋挫傷を発症。6月11日・ソフトバンク戦からは戦線に復帰したが、同月22日には左ふくらはぎの張りを訴え、登録を抹消。2度、1軍から戦列を離れる事態となってしまい、フルシーズンを戦い抜くことができなかった。

 それだけに開幕から4番を務めてきた大山を助けられなかったと福留は語った。「チームとして大山を4番で育てる中で助けることができなかったのは情けなかった。納会では彼にも1年いい勉強をしたという話をした」と言葉を口にした

 患部の状態を考慮され、スタメン出場だけでなく、代打の途中出場も多かった。ただ、福留がシーズンを通して万全な状態で戦えることを誰もが期待している。

 来季は、阪神8年目のシーズン。球界最年長選手となる来季、あと103安打での日本通算2000本安打達成が視野に入っている。「なんとかそういう一つの目標(日本通算2000本安打)がある中で達成できればいいですけど、1年間を通してグラウンドに立っていないとそういうチャンスはない。グラウンドで立てる状態でいたい」。

 会見上、最後は優勝への思いも吐露した。「優勝することが、一番ファンが喜んでもらえる。ここにいる選手は優勝を知らない。いいもんだなと感じて喜べるように」。悲願の優勝、そして日本通算2000安打を達成するために全力で戦い続ける。

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