西勇が更改 複数年契約2年目「球団からは“来てくれてよかった”と」

 阪神の西勇輝投手(29)が12日、西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨みサインした。金額については「想像に任せます」と明かさなかったが、現状維持の2億円と出来高でサイン。来季は4年総額10億円の複数年契約2年目となる。(金額は推定)。

 昨オフにオリックスからFAで阪神へ。移籍1年目となった今季は26試合の登板でチーム唯一の2桁勝利となる10勝(8敗)、防御率2・92の成績。自身のキャリアハイでもある172回1/3の投球回が示す通り、先発ローテーションの柱としてシーズンを通して活躍した。

 契約更改後の会見では「球団からは“来てくれてよかった”と言ってもらえた。うれしい言葉、重い言葉でした」と笑顔を見せた右腕。「180イニングを目標に。そこを超えていきたい。先発陣を引っ張っていければ」と来季への意気込みを語った。

 また開幕投手については「そこまで意識していない。誰もにチャンスがあるし、みんなで奪い合えれば」と競争の激化を歓迎。昨年までは巨人・菅野と合同で行っていたハワイでの自主トレは「11年目で初めて一人でやります。やりたいことがたくさんあるので」と単独で行うことも明かした。

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