ドラ4遠藤 弱気と決別!なまはげ恐怖体験思いだし誓った!

 猛吹雪のなか記者の扮(ふん)するなまはげの前でバットを振る遠藤
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 阪神のドラフト4位・遠藤成内野手(18)=東海大相模=が3日、秋田県にかほ市のTDK秋田総合スポーツセンター室内練習場で自主トレを公開した。生まれ育った地元で誓った、弱い自分との決別。プロ1年目の漢字は「極」を掲げ、秋田の伝統的行事のなまはげにちなみ、怠けることなく、さらなる成長を目指す。

 吹雪の中、遠藤は堂々とバットを構えた。プロとして迎えた2020年。地元・秋田の寒さや、なまはげには負けられない。プロの世界で活躍するために、これまでの自分と決別することを誓った。

 「(断ち切りたいのは)弱気なところです。試合でミスしてしまって、その後でしっかりと声を出そうと思うんですけど、落ち込んでしまっている。プロでは、切り替えが大事なので、しっかりできるようにしたい」

 勝負の世界。生き残っていくために、変えないといけないことは分かっている。そのためにも、より強い気持ちでプレーすることを力強く語った。

 精神面だけでなく、技術面でもレベルアップを図る。この日はキャッチボールやノック、打撃練習と約2時間汗を流した。「今日もエラーが多かった。守備が苦手なので、そういうところをしっかりやっていきたい」。年末年始は12月30日だけ体を休め、課題とする守備練習を重点的に取り組んできている。

 幼少期に体験した地元・秋田の文化が、現在の取り組む姿勢への根幹となっている。毎年1月になると実家になまはげが来て「泣ぐ子(ご)はいねがー」と怠け者をいさめにきていた。「こわいから逃げていました」と当時を振り返るが、その恐怖体験から勤勉な意識を植え付けられ、練習の虫となった。

 高卒だからといってゆっくりしない。「1年目から1軍で活躍するのは理想ですが、土台作りが大事。今年の自分に考えた漢字が“極”めるで。何事にもこだわって極めていこうと思います」。前だけを向き、突き進んでいく。

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