ドラ3及川、一日一日を大切に 恩師の横浜高元監督・渡辺元智氏の金言胸に

 阪神の新人8選手が6日、西宮市の選手寮「虎風荘」に入寮した。

 ドラフト3位の及川雅貴投手(18)=横浜高=は恩師の金言を胸に、一日一日テーマを抱いて野球に取り組む。

 「目標がその日その日を支配する」-

 及川が大事そうに取り出した2枚の色紙。横浜高元監督の渡辺元智氏(75)から12月に授かったモノだ。右手に持った色紙に書かれた「目標が-」という言葉は「一番大事な言葉です」と左腕。平成の怪物とうたわれた同校OBで、現西武・松坂の座右の銘でもある。

 高校時代から及川の胸の内には強く刻まれていた。「これまで渡辺前監督は多くのプロ野球選手を輩出してきた監督。いろいろと大切な言葉を持ってらっしゃる方だと思う」。この言葉と出合い、日ごとに練習や試合の狙いを持ってプレーするようになった。

 渡辺氏から色紙を渡された際には「ここからがスタートだぞ」とエールをもらった。言葉は力になる。「つらい時は絶対にある。つらい時こそ仲間や指導者の言葉を思い出して頑張りたい」。目標に向かって鍛錬に励む。

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