阪神・西勇 投手タイトル総ナメ宣言!G菅野のメソッドで「がっついてでも」

 阪神の西勇輝投手(29)が12日(日本時間13日)、投手タイトル総ナメの野望を口にした。前日、エース道を歩む覚悟を口にした右腕。早速、心意気を目標設定した。これは師と慕う巨人・菅野から授かったメソッド。目指すのは15年ぶりの頂点。高い目標を言霊にして、背中と結果でチームの先頭に立つ。

 ハンバーガーを頬張りながらも、野球のことが頭から離れない。口を突くのはチームに対する思いや、他チームの戦力分析。エース道を歩む覚悟を口にしたばかりの西勇が、投手部門のタイトル総ナメを掲げた。チームを背負う男として最大級の野望。心を声に、声を行動に変えていく。

 「全部、全部。総取りで悪いことはない。がっついてでも取りにいく」。先発投手のタイトルは防御率、勝利数、勝率、奪三振。これにベストナインとゴールデングラブ賞、沢村賞の7冠が基本だ。これは18年に6冠を達成した巨人・菅野から授かったメソッド。目標はデッカく、だ。

 西勇自身、「毎年、12、13勝をと思っていた」と明かす。だが、虎のエースとして開幕投手も最有力。これまで、自分を客観視することを大切に、積み上げた成績が礎にある。「1年目は、まず1軍に行くこと。次は1年間、1軍にいる。その次はローテ定着。全部自分が思ったことはクリアしてきた」。だから今、あえて口にする。

 「15勝するんだ、タイトルを全部獲るんだというのは、可能性が1%でも出てきたと思ったから、いま言っているだけ。ケガしなければ、なんとかって」

 野望を抱く背景には仲間の存在もある。昨年、共に戦った若虎ナインに可能性を感じ、成長を信じる。「バッターがめっちゃ打ってくれたら、勝ち星がくるやんとか。守備が良くなって、防御率が下がった。なら、タイトルやなって」。後輩の姿を想像すれば自然と夢が膨らむ。エース道を歩むと誓った1年。偉大な称号とともに、タイトルも奪いにいく。

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