阪神・近本に鳥内秀晃氏ゲキ!2年目ジンクス打破へエール「心配せんでいい」

 関学大・鳥内前監督(右)と言葉を交わす近本
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 関西運動記者クラブ選定の「第63回関西スポーツ賞」の表彰式が20日、大阪市内のホテルで開かれ、特別賞を受賞した阪神の近本光司外野手(25)が出席。昨季、盗塁王を獲得した2年目の若虎は、母校・関学大のアメフト部を甲子園ボウルで12度の優勝に導き、今季限りで勇退した鳥内秀晃前監督(61)から、2年目のジンクス打破へエールを送られた。

 スポットライトを浴びた近本は、壇上から真っすぐ前を見つめた。多くの期待と注目が集まる今シーズン。2年目のジンクスとは言わせない。その言葉を後押しするように、母校・関学大のOBで、アメフト部の前監督である鳥内氏から頼もしいゲキを送られた。

 表彰式の取材を終えると、大先輩の元にあいさつへ向かった。大学時代に面識はなかったものの、もちろん鳥内氏のことは知っている。「組織を作るのがすごいなと、その当時(大学時)は思っていました。人間性だったり、そういうところを指導されている」と感銘を受けていた。

 鳥内氏は同部を12度の学生日本一に導き、就任28年目だった今季限りで勇退。2年目のジンクスに立ち向かおうとする後輩に「ほっといてくれ、と思っているよ。そんなこと気にするな。やることは本人は分かっている。心配せんでいい」と熱い言葉を伝えた。

 プロ1年目の昨季は目の前の一戦に集中し、全力で駆け抜けた。142試合に出場し、打率・271、9本塁打、42打点。リーグトップ36盗塁をマークしてタイトルを獲得したが、1年間を戦い抜く厳しさも経験した。

 もう新人という肩書はない。今季はチームのためにより高みを目指して戦う。「しっかり自分たちができることがリーグ優勝なので。自分ができるのは、一戦一戦チームのためにやることなので」と近本。関西を盛り上げるためにも、悲願達成を誓った。

 昨年は大阪ガスの代表として受賞したが、今回は個人の成績が評価され、特別賞に輝いた。「今年は個人で受賞することができたので。光栄に思う。1年間ケガなくやれて本当によかったと思う。また来年も受賞したい」。2年連続、そしてチームでの受賞を目標とする。

 2年目の壁をぶち破るためにも、必要とされるのは周囲に流されない心。その心構えは1年目から変わらない。「しっかり自分のやるべきことをやっていきたい」。2020年も無我夢中で突き進む。

2023-11-05
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