阪神・藤浪、第1クールからシート登板 復活へ金村コーチ早期実戦プラン

 阪神の藤浪晋太郎投手(25)が24日、入団から8年連続で春季キャンプ1軍スタートが決定した。金村暁投手コーチ(43)は第1クールのシート打撃登板を口にし、第2クールに予定されている実戦3試合のいずれかに登板する可能性を示唆。鳴尾浜で2日連続ブルペン入りし、入念に調整した右腕。早期実戦プランに沿って、復活ロードを歩んでいく。

 完全復活への道は宜野座から歩み始める。8年連続の沖縄スタートが決定した藤浪だが、平静を保っていた。「(キャンプへの)準備はできています」。今年はキャンプでの実戦機会が多くなる中、金村コーチが登板プランを明かした。

 第1クールのシート打撃登板を問われると「もちろん」と即答。「第2クールに(対外試合が)3試合入っているので、準備という形で投げておこうかというところですね。晋太郎(藤浪)にも最初の実戦から投げられるようにしておいてくれと言ってあるので」と説明した。

 藤浪自身も早期の投球機会を待ち望んでいる。「キャンプで実戦が増えますし、早い段階で多い。楽しみですし、しっかりこれからも練習を継続したい」と前向きな言葉が並ぶ。

 連日、鳴尾浜でブルペン入りし、53球を投じた。捕手を務めた坂本も直球がミットに吸い込まれるたびに「回転がめっちゃキレイ」と声を大にする場面があり、順調な調整ぶりがうかがえる。

 今春は宜野座移転後では最多となる投手陣23人でキャンプインする。先発枠争いも激化の様相を呈するが、藤浪の表情は変わらない。「競争は毎年のことなので。まずは自分がパフォーマンスをしっかり出せるように」と自らのプレーを高めることを最優先に掲げる。

 矢野監督は開幕投手について、西勇を基本線としながら、そこを脅かす選手の台頭にも期待を寄せる。「開幕投手どうこうという立場でもないので。まずは自分がしっかりとローテーションに入ること、目の前の結果を出すことに集中したい」。昨季はゼロ勝と悔しい結果に終わっただけに、まずはローテ入りに照準を定める。そのためにも南国の地で結果を出し続け、早期実戦プランを軌道に乗せる。

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