阪神・エドワーズ、元同僚パットンから助言「審判に感情出すな」…来日前に予習

 阪神の新外国人ジョン・エドワーズ投手(32)=前インディアンス傘下3A=が28日、DeNAのパットンから珍言を授かったことを明かした。昨年判定に不満を爆発させ、冷蔵庫を殴って骨折した経験から「審判に感情を出さない方がいい」と言われたという。新入団のジョー・ガンケル投手(28)=前マーリンズ傘下3A=とともに兵庫・西宮市内の球団事務所で入団会見を開いた新助っ人。退団したジョンソンに代わって勝利の方程式を担う。

 時差ボケに興奮も混ざり、朝4時半には目が覚めた。ホテルの一室から見た景色に、エドワーズは心を躍らせる。「朝日が昇るのを見た時に美しい国だと思ったよ。楽しみたいね」。輝く太陽に願ったのは日本での成功か。背番号42のユニホームに袖を通し、助っ人は喜びを爆発させた。

 「すごく興奮している。伝統あるレッドソックスのようなチームだと聞いている。自分のできることをして、勝利に貢献したいね」

 来日前には思わぬ進言も受けた。・レンジャーズ時代の同僚で、DeNAのパットンと再会。「日本はリスペクトの文化だ」と伝えられた後、“しくじり先生”の話は思わぬ方向に進んだ。「審判に感情は出さない方がいいよ」。自虐ネタを例に、日本野球対応のススメを受けたという。

 パットンと言えば昨シーズン中、審判の判定にイライラを爆発。ベンチにある冷蔵庫の扉を殴打し、右手の第5中手手根関節を脱臼骨折した。「それも言ったね。『殴った後に、やっちゃったって思ったんだ』と言っていたね」。尊敬と尊重を肝に銘じる助っ人は、方程式入りに向けて準備に余念がなかった。

 「彼の成績を追ってみた。彼のことは予習というか、調べたりはしました。どのようなシチュエーションで、どれぐらい投げたのは本当に参考になった」

 矢野監督が「PJに似ている」とほれ込む新助っ人。抜群の安定感を誇った前助っ人と同様、藤川につなぐ役割を全うする覚悟だ。「どんな状況でも準備ができるように、なるべく多く投げられるように。それが自分のゴールだと思っている」。ジョンソンの昨季58試合登板が目安になる。フル回転を誓う。

 同じくレンジャーズ時代、藤川とも同僚だった。再びタッグを組む右腕からは、日本の文化や日本野球を学んだ。14年オフには精巣がんの摘出手術。外野から投手にコンバートされた苦労人だ。「本当に困難を乗り越えて来日できたのは何かの縁。日本でプレーすることは、人生の中で最適な選択だ」。珍言、金言を胸に、ジャパニーズドリームをつかむ。

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