阪神・矢野監督 谷川を大絶賛!九回0封締めに「1面でいけよ!」
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「練習試合、阪神7-6中日」(8日、北谷公園野球場)
囲み取材が終わろうとしていた、その時だった。阪神の矢野監督が自ら切り出した。「谷川も書いたれや。一番内容が良かったやん。1面でいけよ!」。九回を三者凡退で締めた3年目右腕を大絶賛だ。
確かにその投球は見事だった。1点リードで迎えた最終回にマウンドに上がると、まずは加藤を右飛に打ち取る。その後は根尾、代打・木下拓を追い込んでからのフォークで、ともに空振り三振に仕留めてみせた。
内角を突く強気の投球で打者5人を無安打、2三振と結果を出した4日のシート打撃に続く好投。「僕の立場では自分をどう見せるかが大事。結果的にああいう形で抑えられたのはプラスですね」と胸を張った。
「アイツも下からはい上がってくる気持ちをすごく持っているんでね。それがちゃんとボールに乗り移っている」と指揮官は目を細める。本人も「“谷川はこうだ!”というのを今後も見せていきたい」と鼻息が荒い。今年ブレークするのは、この男かもしれない。