阪神 新助っ人ガンケルが先発ローテへアピール 高橋は3回0封

 「練習試合、阪神7-6楽天」(16日、かりゆしホテルズボールパーク宜野座)

 阪神は新助っ人ガンケルが先発ローテ入りへアピールした。初の対外試合登板で2回を1安打無失点。右のスリークオーターから最速145キロの直球、ツーシーム、スライダーを駆使して、イヌワシ打線を封じ込めた。

 2番手の藤川は実戦初登板。3四球と制球を乱して満塁本塁打を浴びるなど1回2安打4失点だった。

 今季2度目の実戦登板に臨んだ藤浪は2回3安打2失点。対戦した13人はすべて左打者だった。最速152キロの直球や変化球を交えて2併殺を奪った一方で抜け球やフィールディングにミスが出た。

 七回から4番手で登板した高橋は3回3安打無失点と圧巻の投球を見せた。力強い直球を軸にして4奪三振。開幕へ向けて、順調な調整ぶりを見せた。

 打線はリードオフマンを務めた木浪がアピール。4点を追う三回無死一、二塁から右中間へ2点三塁打を放ち、2番近本の犠飛につなげた。木浪は五回にも中前打を放った。

 新助っ人ボーア、サンズは2試合連続スタメン出場した。4番ボーアは二回の1打席目にベテラン涌井と対戦して左飛。三回の2打席目は左腕・辛島の102キロカーブにバットが空を切り、空振り三振に倒れた。5番サンズは2打席連続遊ゴロに倒れ、この日も快音は響かなかった。

 連敗阻止へ、途中出場組が意地を見せた。七回は江越の左犠飛、八回は陽川がソロを放つと、1点を追う九回は1死三塁から熊谷が中前適時二塁打。なお2死二塁から原口が左越えのサヨナラ安打を放った。スタンドのファンは大喜びだった。

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