阪神・秋山 4連続K!2回0封復調気配 開幕ローテ入りへ修正
「阪神紅白戦、白組1-6紅組」(18日、かりゆしホテルズボールパーク宜野座)
阪神・秋山拓巳投手(28)が復調の兆しを示した。紅組2番手で三回から登板し、2回1安打無失点。伸びのある直球で4三振を奪い、開幕ローテ入りへアピールした。
寒空の下、ボールに気合を込めた。三回1死から北條に中前打を許すも高山、大山のクリーンアップを連続見逃し三振。続く四回も同級生原口、島田から2三振を奪った。
「あれだけ見逃し三振とか、空振りを取れたというのはアキらしい球が、まだ低いと見えるゾーンから、キレはあったと思う。今日みたいな姿が理想。いい真っすぐが多かったんじゃないかな」
試合後の矢野監督はそう評価したが、秋山は不満顔だ。「前回より良かったですけど…、というぐらいです。まだまだ思うような球を投げられていない。操れるようにしたい」と反省の言葉を並べた。
前日17日は休日返上で汗を流した。8日中日戦は2回3安打2失点。13日のシート打撃登板でもボーアに一発を浴びるなど精彩を欠き「しっかり投げて結果を出さないと」と危機感を募らせていた。
今後の課題は「コントロール」を挙げた。17年は抜群の制球力を武器に12勝をマーク。先発ローテ返り咲きへ、さらにギアを上げていく。