阪神守乱3失策に矢野監督が猛ゲキ「悔しさを持って野球をやることが大事」
「オープン戦、ヤクルト2-2阪神」(24日、ANA BALL PARK浦添)
阪神が1試合3失策を犯した。
四回1死一塁は三塁・糸原が、西浦の詰まったゴロに前進して捕球しようとしたが、打球はグラブの下をすり抜けた。直後にスアレスが中村に適時打を浴びた。
五回無死は坂口のボテボテのゴロを二塁・木浪がファンブル。七回無死は三塁・北條が西浦の痛烈なゴロを弾いた。
阪神は昨季12球団ワーストの102失策。昨秋と今春のキャンプでは、選手が自主的に早出特守に取り組むなど、守備力向上に取り組んできた中で、あらためて課題が露呈する形となった。
恒例の試合後のミーティングでは、矢野監督が三塁ベンチに集まった選手へゲキを飛ばした。
「エラーしたのをどうするか。グラウンドのせいや、打球が難しかったということを理由にしたって、俺らはうまくなることはないんやから。アレをどう捕れたかな、とか。次はどうするんやっていうことが俺は大事やと思うし。エラーも野球やから出る。でも、その後の守備で返すのか、バットで返すのか、走塁で返すのか。また、元気で返すのか、次の試合で返すのか。そういう悔しさを持って野球をやることの方が俺は大事だと思う」
指揮官は「結果的に減らさないとダメだし、プロとしてエラーがたくさん出るっていうことはもちろんいいことじゃない。ファンの人はモヤモヤしているかもしれないけど、うまくなるように前を向いて練習していくしかない」。開幕まで1カ月を切った中で、選手の巻き返しを期待した。
阪神は昨年のオープン戦での1試合最多失策は3月16日・西武戦での3個。シーズンでの1試合最多失策は6月2日・広島、7月30日・中日戦での4個だった。