「オープン戦、阪神－日本ハム」（７日、甲子園球場）

　阪神ドラフト２位・井上広大外野手（１８）＝履正社＝と同４位・遠藤成内野手（１８）＝東海大相模＝が１軍試合予定の甲子園に練習から合流した。井上はフリー打撃で昨夏をほうふつとさせる“バックスクリーン弾”を放った。

　４６スイングで３発を放った井上。１３スイング目に放った打球はバックスクリーン前方に着弾。昨夏決勝で星稜・奥川（ヤクルト１位）から３ランを放って以来、甲子園の中堅にぶち込んだ。初の甲子園練習を終え「懐かしい感じがある。そこでまたプレーができると思うとワクワクする」と正直な思いを吐露していた。

　一方、遠藤も鋭い打球を連発した。４１スイングで１柵越え。本職の遊撃の守備にも就き、ノック、そして打球捕を行った。「緊張もない」と自然体な姿が印象的だった。「２軍でやってきたことを体現できるように意識をしていて、それができたのでよかった」と話していた。

　矢野監督も「１軍の雰囲気とか投手とか、色んなことで新たな課題を目指すところがはっきりできる経験になると思う。そういうところで１回ちょっと見てみたい」との狙いから２選手を１軍合流させている。試合ではどんな結果を残すのか。試合は１３時プレーボール予定だ。