阪神・矢野監督「できることを考えながら」開幕延期も時間無駄にしない
阪神の矢野燿大監督(51)が9日、公式戦開幕が延期されたことに対して、現状を受け入れ、仕切り直しへ気持ちを切り替えた。
10日・DeNA戦(横浜)に備えた移動前に、NPBの決断を聞いた。「残念な気持ちはあるけど、日本だけじゃなく、大変な中なんで。仕方がないこと」。何よりも一日も早い終息を願った。
今は日本中が新型コロナウイルスの影響を受け、ムードが沈んでいる。ファンがあってのプロ野球。新たな開幕までの時間も無駄にはしない。「この期間でできることはあるのかなと考えながら、プロ野球として、阪神タイガースとして、そういう姿を見せていけるような時間にできれば」。映像を通して元気な姿を見せるのか。可能な範囲のファンサービスを模索するのか。今後は球団内で知恵を出し合い、開幕への機運を盛り上げていく。
チーム状態については「いつやっても大丈夫という状態ではいられると思う。やれるということが決まることの方が待ち遠しい」と不安はない。自チームだけを見れば、開幕延期はプラスに捉えられる面もある。残り2枠の先発ローテや、打線を判断する時間が増えた。残り5試合のオープン戦も有効活用しながら、ファンを喜ばせる態勢を整えていく。