阪神先発ローテ 残り2枠の有力候補は秋山、飯田【戦力分析・先発投手編】

阪神・秋山
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 新型コロナウイルス流行の影響で、プロ野球の開幕は4月24日に延期された。まだ1カ月近くの調整期間を要するが、現状の各部門の戦力分析を7回にわたってお送りする。初回は【先発投手編】。西勇輝投手(29)に開幕戦を託すスタンスは変わらないが、固定しきれない5、6番手がカギになりそうだ。

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 新型コロナウイルス感染拡大の影響で開幕が延期となった直後、矢野監督はエースの役割を託した西勇に対して不変の信頼を口にした。「先発は西が引っ張っていってくれるのがウチとしては理想やな。俺の中では変わらない」。アクシデントがない限り、開幕投手の変更はないだろう。

 現時点で4月24日の開幕を目指す方針。同日の中日戦に西が登板すれば、2本柱として期待される高橋が週頭の4月28日・DeNA戦に回る。左肩のコンディション不良もあったが、24日の練習試合・DeNA戦で久々に1軍登板。4回5失点の内容に不安は残るものの、十分な調整期間も残る。

 2人を軸に昨季9勝の青柳は、開幕カード3戦目の4月26日・中日戦を予定。登板2戦連続7失点と炎上したガンケルも、25日の同・DeNA戦で3回無失点と復調気配で、順当なら4月30日のDeNA戦登板が濃厚になる。ここまでは当初の構想から変わらないが、現状では残る2枠も固めきれていない。

 新加入の中田に岩田、秋山、藤浪、飯田らが候補。その中で中田は無期限2軍降格が決まり、岩田も結果を残せなかった。さらに有力候補だった藤浪は、新型コロナウイルスに感染し、27日に入院。調整遅れは必至で厳しくなった。

 外国人枠の問題もあり、スアレスはガンケル次第。このままいけば秋山、飯田が有力候補に挙がる。ただ、開幕が延期されたことで、右足の張りを訴えた岩崎、左肘の手術から復活を期す島本らが復帰できる可能性もある。その場合はチーム事情で配置転換した岩貞を先発に戻すなど起用法の選択肢は広がる。

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