阪神・藤浪ら会食 20代女性2人がコロナ感染 選手同居30代女性も

 大阪府は28日、既にコロナウイルスの感染が確認されている阪神の藤浪晋太郎投手(25)ら3選手と食事をした大阪市の20代女性2人も感染していたと明らかにした。いずれも軽症か無症状だという。

 阪神は27日、藤浪投手と伊藤隼太外野手(30)、長坂拳弥捕手(25)の感染を発表。14日に大阪市内で、3選手や阪神の他の4選手、球団外の5人の計12人で会食していたことも明らかにし、府が健康観察をしていた。また、府は選手の同居家族の30代女性の感染も発表した。

 大阪府が発表した報道資料によると、女性3人は選手らの濃厚接触者と断定されていた。厚生労働省のホームページには、2メートルを目安として会話などが一定時間以上続いた場合、濃厚接触者と考えられると表記。その上で多くの人々との間で交わされる環境が、感染を拡大させるリスクが高いとしている。

 27日の会見で揚塩球団社長は「感染拡大防止のために国民を挙げて取り組んでいるさなかに、不安、ご心配をおかけして誠に申し訳ありません」と謝罪した。感染経路こそ特定されていないが、3選手の周囲で拡大していっているのは事実。影響が広がる可能性は否定できない今、コロナ禍が収束に向かうことを願うしかない。

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