虎再始動4・9以降 谷本球団本部長「チーム全体が濃厚接触…」
阪神は30日、球団の緊急役員会を開き、いったんは4月1日までとしていた活動休止期間を当面の間、継続することを決定した。同日中に選手、スタッフへと通達された。再開は未定となっているが、藤浪がPCR検査を受け、陽性となった26日から2週間をめどとしており、早くても4月9日となる見通しだ。
最短での再開は厳しかった。藤浪がPCR検査で陽性となった26日から1週間をめどに活動休止を決めていた阪神が、休止期間の延長を決定。予定されていた4月2日からの練習再開を断念した。
緊急役員会後に取材に応じた谷本修球団本部長(55)は「当面の間ということで社内には流しました。別途、練習場を使えるようになったとか、来てもいいようになったとか、そういう指令があるまでは今の状態を継続してくれと出しています」と説明。監督、コーチ、選手、スタッフは引き続き原則自宅待機とし、不要不急の外出は控えるようにとの指示が出された。
再開の時期は未定だが、同本部長は「内々の気持ちとしては」と前置きした上で、「濃厚接触の定義…チーム全体が濃厚接触みたいなことをおっしゃる保健所の方もいらっしゃる。そういうことを鑑みると、少なくとも26日から2週間としておいた方がいい」と説明。早くても4月9日となる見通した。
甲子園、鳴尾浜など練習施設の開放についても「基本は考えていない。(開放へ)準備だけは進めていく。戦うための準備だけはしている」とし、休止期間中は難しいとの判断だ。おのおのが今できることを模索しながら、その時を待つしかない。