阪神ボーア、マルテ、エドワーズは当確、サンズも有力【戦力分析・外国人編】

 新型コロナウイルス流行の影響で、プロ野球の開幕は再延期に決まった。白紙状態でさらなる調整期間を要するが、現状の各部門の戦力分析をお送りする。今回は外国人編。

  ◇  ◇ 

 矢野阪神2年目のカギは、助っ人選手の起用法が握る。球団では史上最多の外国人8人体制で臨む2020年。谷本球団本部長は「油断していたらファームだよ、という明確なメッセージ」と狙いを語る。1軍の枠は4人。使い方次第でプラスにも、マイナスにもなるのは覚悟の編成だ。

 本来の調子はまだ出ていないが、4番を任されるボーア、それに八回を担うエドワーズは確実。調子次第で入れ替えはあるはずだが、開幕メンバー入りは揺るがない。キャンプからアピールを続け、オープン戦で好調だったマルテも、正三塁手の有力候補である。ここまでは順当だろう。

 現時点ではガンケルが、開幕ローテの座を手にしている。ただ、外国人枠を最大限に活用するため、2カード目の5、6戦目の先発が有力。ここまでは野手3人体制にして、サンズのメンバー入りが有力だ。ただ、清水ヘッドコーチが「本当に難しい。最後まで見極めることになる」と話すように、シーズンに入っても競争は続く。

 さらにスアレスは先発、中継ぎの両面で起用が可能。日本の野球も熟知しているだけに、ジョーカー的な役割が期待できる。左肩のコンディション不良で出遅れているが、ガルシアも順調に回復している。先発調整を続けていくが、昨季終盤は“第2先発”として登板3連勝。今季の起用法にも幅が広がる。

 助っ人選手層の厚さは球界随一だけに、課題は枠から漏れる選手の精神面のケアだ。球団幹部が「矢野監督はキャンプから、そこしか考えていなかった」と明かすように、今後も細心の注意を払いながら戦力整備が進む。

2023-11-05
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