阪神ドラ4遠藤、攻めてる18歳 東海大相模仕込みの「アグレッシブ・ベースボール」

 デイリートラ番記者が阪神のイチオシ選手を紹介する企画(随時掲載)がスタート。第1回はドラフト4位・遠藤成内野手(18)=東海大相模=に焦点を当てる。高卒新人野手ながら、1軍のオープン戦も経験し、順調なステップを踏む。高校時代に恩師から教わった「アグレッシブ・ベースボール」を胸に、積極的なプレーを入団後も貫く姿が印象的な選手だ。

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 物おじすることなく、積極果敢なプレーをグラウンドで披露する。高卒新人野手ながら遠藤は日に日に存在感を際立たせている。初球から迷わず振りに行く、一つでも先の塁を狙う…。これらの姿勢が生まれた背景は高校時代にあると本人は振り返る。

 「東海大相模はずっと『アグレッシブ・ベースボール』をしようとやってきていました。プロに入っても、その気持ちは忘れないでやっていきたいと思います」

 アグレッシブ・ベースボール-。同校の門馬監督から走攻守で貪欲に、積極性を前面に出す野球の大切さを教わってきた。その上で「相手に向かっていく気持ちが大事」と遠藤は力を込める。“プロ初実戦”となった、2月11日のJR四国戦(安芸)でその一端がうかがえた。

 “初実戦”ながらマルチ安打を記録した遠藤だが、この試合で“初盗塁”も決めた。「相手の隙を突いて走っていくことも大切なので」とサラリと話したが、実はノーサインで決行。次の塁を狙う積極的な姿勢に思わず目を奪われた。

 3月に入り、24日の2軍練習試合・ソフトバンク戦(鳴尾浜)では板東から“プロ初本塁打”をマーク。捉えたのは4球目だが、この打席でも初球から振っていた。北川2軍打撃コーチは「(打席の中では)余裕を持つことと気持ちが大事」と話す。打席に入る前にしっかり準備をしているから余裕が生まれ、さらに積極的な気持ちが加わることで初球からスイングできる。この両方を体現したことが、本塁打という最高の結果につながった。

 攻めの姿勢が売りのルーキー。プレー以外でも「積極的に声も出していきます」と虎の元気印も目指す。将来の正遊撃手候補の、ここからの成長が楽しみだ。

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