長坂も!阪神の3選手全員退院 活動再開は慎重姿勢「一段落ということではない」

 阪神は8日、新型コロナウイルスに感染して入院していた阪神・長坂拳弥捕手(25)が、同日に退院したと発表した。罹患(りかん)していた伊藤隼は5日、藤浪も7日に退院しており、3人全員が退院となった。この日も球団内で体調不良を訴えた関係者はおらず、9日で藤浪が発症した3月26日から2週間が経過するが、谷本修球団本部長(55)は活動再開に向けて「一段落ということでもない」と慎重な姿勢を崩さなかった。

 3人そろって入院した3月27日から12日。ようやく全員が退院となった。長坂も球団を通してコメントを発表。伊藤隼、藤浪と同様に謝罪した。

 「この度はファンの皆さまをはじめ、球界関係者の方々、そして多くの方々にご迷惑とご心配をおかけしてしまい、本当に申し訳ありませんでした。今後は今まで以上にプロ野球選手としての自覚を持って生活し、一生懸命野球に取り組んでまいります」

 長坂は伊藤隼、藤浪を含む7選手とともに、感染経路として疑われている3月14日に知人宅で行われた食事会に出席。26日にPCR検査を受け、27日から西宮市内の病院に入院していた。3人で唯一発熱していたが、無事に退院となった。

 今後は選手寮「虎風荘」に戻らず、当面は関西圏のホテルに隔離されて自室で待機。他の2人と同様に病院で再度診察を受け、許可が出れば活動再開となる。

 球団内では8日も体調の異変を訴えた人はいなかった。9日も体調不良者がいなければ、藤浪が発症した3月26日から2週間が経過。3選手と濃厚接触した可能性がある人も、基準とされる2週間の経過観察期間をクリアすることになる。3人が退院したことも含め、活動再開へ向けて前進したように見える。

 しかし、谷本球団本部長は楽観視はしなかった。「(球団)内部でも、保健所の方から言われている濃厚接触者という定義だけではなくて、それ以外の接触も含めて(注意喚起や経過観察などを)やっています。球団内的にも、一段落ということでもない。もう少し時間がいる。(活動再開まで)もうしばらくかかるという認識です」と話した。

 球団が本拠を置く兵庫県を含む7都府県は、5月6日まで緊急事態宣言の対象になる。同球団本部長は矢野監督と再度、話し合いの場を持つことも示唆。状況を見極めながら、慎重に活動再開時期を模索していく。

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