阪神・藤浪、嗅覚異常は「鼻が通っているのに、においがしない」会見一問一答(1)

 3月下旬に新型コロナウイルス感染が判明し、4月上旬に退院していた阪神・藤浪晋太郎投手(26)が23日、甲子園の施設内で会見を開いた。テレビ代表取材による一問一答その1は次の通り。

 -今の心境は。

 「まずファンの方々、プロ野球関係者の方々、そしてチームの方々に大変なご迷惑をおかけして、非常に深く反省しております」

 -当時の感染対策の認識は。

 「チームとして禁止とは言われていなかったですけど、自分の中で“まさか自分が”と。そういう認識があまりなかった。その辺りは軽率だったと思います」

 -自粛ムードの中、会食に参加したことについては。

 「先ほど言ったのと同じですけど、やはり自分の認識が甘くて、自分がなるなんて思わないで行動したこと。その辺りが軽率だったと思います」

 -嗅覚異常という症状はどういうものだったのか。

 「自分が最初に気付いたのはワインのにおいがしなくて、あまりその時は気にとめなかったんですけど。次の日になっても鼻が詰まっていないにも関わらず、コーヒーのにおいであったり、飲み物のにおいがしなかったので、ちょっとおかしいなということで病院で受診する形になりました」

 -症状の変化は。

 「4、5日ほどにおいがなくて、5、6日目ぐらいからですかね、においがするようになった。そこからはちゃんとにおうようになり、今はもう通常通りです」

 -鼻づまりと区別はついたのか。

 「鼻づまりというか、花粉症だったり副鼻腔炎でにおいがなくなるというのはあると思うんですけど、それとはまたすごく違った症状。鼻がすごくスッキリ通っているのにも関わらず、においがしないというところは自分としてものすごく違和感があったので。鼻が詰まっているか、詰まっていないかというのが大きかった。すごく違和感があったので、違うものなのかと」

 -結果的に嗅覚異常が新型コロナウイルスの症状として認知されることになった。

 「たまたま自分がそういう症状でなったということだけであって、いずれは世間に認知されることだと思うので。それよりも自分が感染経路として食事会とか、そういう軽率な行動があったので、そちらの反省の方が大きいです。結果としてそういうふうにつながったというのならいいですけど」

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