阪神・植田 打撃強化で脱代走!レギュラー奪取へ万能選手になる!
阪神の植田海内野手(24)が7日、甲子園での自主練習後にオンライン取材に応じ、レギュラー奪取へ向けて打撃強化に取り組んでいることを明かした。開幕延期期間をレベルアップの時間とし、代走要員からの脱却を狙う。
昨季は代走や守備要員として奮闘した。だが、スタメン出場はわずか2試合。勝負どころだけでなく、試合に出続けるために求めたのは打撃力向上だ。「遠くに飛ばすとかじゃないですけど、フルスイングするのは意識してやっています」とテーマを持って自主練習に取り組んでいる。
175センチ、71キロと小柄ながらも、徐々に力強さを増しつつある打撃。3月21日のヤクルトとの練習試合(神宮)では、人生初の満塁本塁打を放つなど、課題のバッティングも成長を見せている。「オープン戦の最後ぐらいから、いい感じで練習でも打てていたんで。その感覚を思い出しながら」と手応えを感じている打撃を体に覚え込ませている。
この日は守備練習やウエートトレなどで約3時間、体を動かした。開幕日は不透明だが、木浪、北條との遊撃の定位置争いもまだ決着がついていない。「しっかりレベルアップして、開幕するときにはMAXでいけるようにやっています」。守備、走塁だけではない万能選手となり、植田がグラウンドに立ち続ける。